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Mt. Warning - Easter Friday Challenge
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*上の写真はWikipediaのマウントウォーニングのページから。http://en.wikipedia.org/wiki/Mount_Warning。

イースターホリデーのグッドフライデーに、私たちの家から車で1時間半くらいのところにあるNSW州にあるMt.Warningの山登りに恵子さんたち家族とでかけた。

この山は、標高1900メートル。オーストラリアの最東端であるケープバイロンの近くに位置しており、オーストラリアで一番最初に太陽が昇るのを見れる場所として知られている。
また、このマウントウォーニング(警告する山)という名前は、キャプテンクックが東海岸を航海している際に、ゴールドコーストの空港の近くにあるポイントデインジャーという場所で座礁しかけ、この辺りは危険だと言うことを知らせるために、海岸からも見え、特徴のある山であるこの山をマウントウォーニングと名付けたとガイド時代に習った。

私は20年ほど前に、登った事があり、そのときの記憶では、最後のほうは鎖を使って登らなければならなかったが、結構簡単な山登りで、なだらかな部分もあり、時間も大してかからなかったと記憶していて、リオンも連れて登ってみたいと思っていたこともあり、恵子さんたちを誘ったのだった。

11時過ぎに私たちは着いたのだが、駐車場はとても混んでいた。山から下りてきた人も何人もいて、みな足に泥が沢山ついており、足がまだガクガクするぐらい、本当に疲れたわ、という人も数人いた。
どのくらいかかるのと聞いたら、往復4時間という答え。1時までには半ばまで行っていないとすぐに暗くなって大変よというアドバイスを受け、急いでBBQを食べて、12時すぎには出発した。

大した距離じゃないと記憶していたのだが、往復で9キロを越す。ずっと登り坂で平坦なところは殆どなかった。実際、そんなに大変な山登りではないのだが、記憶していたよりは長かった。多分、20年前は20代だったので、今よりも簡単に登れたのだと思う。そのとき一緒に登った友達の一人は、半泣きで登っていたので、体力に自信のない人にはきついかもしれない。その友人が、「もうだめ」と言っていたのは覚えていたので、計画するときにリオンは大丈夫かなとちょっと思ったが、最後のほうは半泣きだったが登り終えた。

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いつもは先頭を歩く夫が、前日の寝不足、最近喘息気味なのもあり、ペースが遅く、息も絶え絶え、顔色も悪く、心配になったが、4分の3くらい登ったところで少し元気を回復した。
子供達はリオンも含め、鎖のところに行くまでは全く問題なし。

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鎖のところにくると、リオンはちょっと怯み、登らないと言ったが、ここまで来たのに登らないのはもったいない、たいしたことないからがんばろうと言って登らせた。私の記憶ではこの鎖の部分はとても短いと思っていたが、記憶していたよりも長かったが、リオンも登りは問題なかった。

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頂上は、雲の上にあり、雲で下は殆ど見えなかったが、雲が少し動くと合間に景色が覗けた。
20年前のときは、真っ白で本当に何も見えなかった。私は忘れていたが、ゆみちゃんによると雨が降り出し、ぬかるんでいて、鎖の部分は大変だったそうだ。私の記憶では、頂上は白くて何も見えなかったが、途中は緑が素敵でさわやかな登山だったというものだった。
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鎖を降りるときのほうが、リオンにとっては怖かったようで、途中すべって下りてしまい、身体を杭に打ちつけ、痛かったようだった。その後は、半泣きのリオンを励ましながら降りる。降りるときに何度も後ろ向きになって降りろと教えてもちょっと後ろ向きに下りては、前向きに変わって降りて行く。前が見えないのは不安なのはわかるが、後ろ向きのほうがずっと安全で簡単に降りれると教えても、なかなかできないようだった。打った後は、私と夫の間にリオンが入り、指示をしながら降りて行った。
鎖の部分を終えたときには、ホッとした。

リオンは最後のほうになると、足首が痛いと言い、もう歩けないと言っていたが、誰も抱っこしたりできないんだから、自分で歩くしかないんだよと言いながら、なんとか最後まで歩いた。
6歳の子供に4時間、しかもその半分は登り坂をずっと歩けというのは確かに過酷なことだったかもしれない。
本当によくがんばった。

降りた後、お茶を飲んだが、いつもよりおいしく感じた。
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リオンと夫にはちょっとハードなようだったが、山登りは気持ちがいい。もっと簡単なブッシュウォークで鍛えて、また挑戦したい。
しかし、自分の記憶が当てにならないことはよくわかったので、次回からは記憶に頼らず調べてから行く場所を決めようと思う。
by stakesue | 2011-04-26 15:51 | 子育て:利音の成長