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週末
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今週末、土曜日は夫が裏庭の塀を完成させ、午後から近くに住む夫の元上司の家に遊びに行った。彼は最近、夫が勤めている会社を辞め、某ジュエリー会社のテクノロジーのマネージャーとして働いている。スタッフを募集しているらしく、仲の良かった夫に来ないかという話を主にしていた。
利音は大人しくしており、私と一緒に前庭を歩いたり猫に触ったりして過ごした。

私もこの元上司に聞いてみたいことがあったので、今回直接話を聞けてよかった。

この人はドイツ人で、子供のころにドイツでシュタイナー教育を受けている。
実際にシュタイナー教育を受けて大人になった人から、子供時代に受けた教育についてどう思うか聞きたかったので、昨日はとても良い機会だった。

彼は、両親の仕事の都合で最初の1年半しかシュタイナー教育を受けなかったそうだ。裕福な家庭に育ったようで、シュタイナーの学校に行っていたころは、裕福な地域に住んでおり、引越し先はあまり豊かな地域ではなく、シュタイナー学校がなかったので普通の公立の学校に通うことになった。普通の学校は、それ以前に通っていたシュタイナー校とあまりに違ったので、なかなか馴染めなくて苦労したということだった。シュタイナーの学校ではクラスは8人くらいの少人数で、クラスルームはシュタイナーらしく家庭の延長の雰囲気で床に座っていたことを覚えている。シュタイナー校では字を書いたりノートに書き写すということが全くなかったので、一般の学校に移ったとき、自分は書くことが殆どできなかったので、勉強に追いつくのが大変だった、次の学期が終わるころにはトップクラスだったけれど、最初は馬鹿にされた、という経験を話してくれた。
彼は「大人になってシュタイナーの本をいくつか読んで感銘を受けたので、ずっとシュタイナー教育を受けてみたかったなと思う。ただ、シュタイナー式の学校にずっと通えるということであれば良いけれど、途中で普通の学校に何らかの事情で変わらなければならなくなる可能性があるとすれば、子供が小さいうちはトラウマになりかねないので、最初から普通の学校の方が良いと思う。シュタイナー教育については解釈の仕方で学校によって差があると思う。シュタイナー校の卒業生は結構良い職業についている人、満ち足りている人が多いと聞くよね。」という意見だった。

他に話をして興味深かったのは、ドイツは日本と同じで多重国籍が許されていないそうだ。オーストラリアの市民権を取ってしまうと、遺産の相続のときなどに多額の税金がかかるので、市民権は取っていないというのを聞いて、国それぞれ、人それぞれ色んな事情があるんだなと思った。

今日は、庭仕事。夫の元上司に教えてもらったガーデンセンターに行き、何度もやり直しをしてはうまくいかなかった噴水(というと大袈裟だが水が流れる小さな装置)に使えそうな大きな瓶と、ジャカランダという藤色の綺麗な花が春に咲く木を買った。写真を撮り忘れたので、また後日にアップしようと思うが、噴水はやっと納得のいくものになり、その周りに植物を移動させ、夫の上司の家からもらった竹とジャカランダの木を植えた。このガーデンセンターは大きく、品揃えが豊富で、しかも値段は手ごろだった。
次はデッキの屋根、前庭か裏庭のリフォームのどれかに夫は取り組むのだと思う。私がやって欲しいキッチンはまだまだ先なんだろうなあ。

夜はデッキで水の音を聞きながら、夜景を眺めながら、ランタン(提灯)ディナーにした。
昼間、外で帽子をかぶるのを嫌がるのに、何故かディナータイムに帽子をかぶる利音。寒いと言うので、毛布をかけてあげた。
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先日行ったスカルプチャーフェスティバルのクロージングセレモニーに使ったランタンを使った。
白の無地が一番綺麗。真っ赤の無地でも綺麗かなと思う。
もっと沢山ランタンを作って、庭のあちこちにおいてディナーを食べるといいね、と夫と話した。
昼間は夏の暑さなのに夜は結構寒い。利音は寒いと言って自分が食べ終わると早く中に入ろうと言い、ゆっくりできなかったのは残念だったけど、ちょっとホリデー先でディナーを食べている気分になった。 また満月の夜に外で食べようと夫と話した。
by stakesue | 2007-10-14 22:37 | 子育て:利音の成長