2006年 09月 24日
シュートを決める。
利音は最近、ボールが大好き。ボールを見ると、「ボール、ボール」といって、とってくれとせがまれる。 でも、家ではビーマがボールを見ると興奮して、噛み付けるボールであれば、噛み付いて空気を抜いて1分ほどでボールではなくなり、固いボールの場合は、鼻を使ってどんどんドリブルしてすばやく進んでいくので、利音はボールに手が出せない。 今週末は、夫は土曜日も仕事にでかけたので、土曜日はきくちゃんとサムちゃんと一緒に近くの公園に行き、ボールを蹴らせた。 以前はあまり興味のなかった公園の遊具にも自分から乗りたがり遊ぶようになった。 今日は、外出せずに夫は家のことをして、私はちょっと仕事した。 クライアントのショッピングカートができあがり、データベースに商品も入力し終えた。後は、クライアントが送ってくる条件などのテキストを入力すればほぼ完成。 木曜には、オーストラリア人から日本語のボタンの制作とそのボタンを日本語で録音する仕事の依頼が電話で入り、これは短時間で、すぐにできた仕事で、こういう簡単な仕事も1週間に2本くらいあるといいのになあと思う。私の声が何かのゲームのボタンとして使われる。なんだか不思議。 このクライアントはインターネットで私の仕事のサイトを見つけて連絡してくださったそうだ。 私は子供のときは、ニュースキャスターとかDJとか、声を使う仕事がしたいとずっと思っていた。デザイナーもなりたいと思っていた職業だが、一番なりたかったのはアナウンサー。 大学入試に失敗したとき、英語の専門学校かアナウンサーの養成学校に行くか迷った。そのとき丁度、ラジオのアシスタント募集が行われ、応募して、見事に落ちた。 それで、英語の専門学校に行くことにして、それだったら、卒業したらスチュワーデスにでもなるかなと思い、受けたら、受かって晴れて国際線のスチュワーデスとなった。 大学に落ちたときは、これで私の人生も終わりかと思ったけど、結局は、もっと良い経験を色々とさせてもらえたと思う。あのとき、大学に受かっていても、アナウンサーになれたかはわからないし(多分なれなかっただろう。)、スチュワーデスになって世界を飛び回ることもなかったかもしれないし、オーストラリアに住んでいなかったかもしれない。 スチュワーデスを辞めた後、アメリカに住もうとしたけれど、入国時に問題があり、強制送還されてしまったが、当時は悲しかったけど、今ではアメリカに住むことにならなくて良かったと思う。 大学へはオーストラリアに来て、働きながら通い、学士と修士のPOST GRADUATEというのを取得し、卒業式で角帽とマントを着たとき、以前の失敗を思い、克服できたような気もしてうれしかった。 「人間万事、塞翁が馬」というのは、私が身をもって思うこと。 失敗や挫折から学ぶものは、すべてうまくいったときよりも大きいかもしれない。 失敗しても選べる道は他にもあるし、長い目でみればもっと自分のためになるよとというのは、利音にも教えたい。
by stakesue
| 2006-09-24 22:50
| 子育て:利音の成長
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