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博多の街
3月20日の午前1時ころにシンガポールから福岡に向かい早朝到着。機内で利音は殆ど寝ていたので助かった。
空港には両親が迎えに来てくれていた。久々の再開を喜び合って、妹の家に送ってもらった。妹の家は大きく部屋数があり、両親も私達が滞在する間泊まることになっている。
妹家族は、息子が二人で、上は小学1年生、下は保育園に通い、妹夫婦は共働きなので、家には誰もおらず、両親も仕事にでかけたので、私達は午前中は休んで、午後から博多の街へ出かけた。

妹の家から地下鉄の駅までは徒歩10分。地下鉄は新しく、エレベーターも設置されているので、ベビーカーでも楽に移動ができた。福岡も便利になったなあ、と思った。

今から12-3年前、オーストラリアのゴールドコーストに住み始めてから2-3年後に日本に帰ったときに、日本がとても車椅子の人たちにとって、生活がしにくいところだということに初めて気がついた。ゴールドコーストはどこに行っても、車椅子用のアクセスがあり、専用駐車場があり、お手洗いがある。車椅子の人の多いところだなと思ったけれど、日本は車椅子の人がいても外に出ることが不便でできないのだということに思い至った。
でも、今回は、授乳室やお手洗いに子供を入れるスタンドなどがあるところを至る所で見かけ、車椅子用のエレベーターが設置され、前は気づかなかっただけなのかもしれないけれど、すごく優しいところになったと思った。

久しぶりに中洲川端に行った。商店街に7月の博多のお祭りの山笠のときの飾り山があり、なつかしく、見れてとてもうれしかった。
商店街の中に、可愛い花模様の足袋ソックスなどが売っていて、欲しいと思ったのだけれど、また来ようと思っていて結局行けなかった。短い滞在の場合、欲しいと思ったものはその場で買わなければいけないなと旅を終えて思った。
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飾り山を見たら、山笠が奉納される櫛田神社に久しぶりに行ってみようと、商店街を抜けて向かった。

私は山笠のクライマックスの追い山の日、7月15日の朝方に生まれた。父は、この山笠を見にでかけていて、追い山が終わった後に、病院に来て私と対面した。
生まれたての私を見て、酔っ払った父は「何や、こりゃあ。」と不器量さを笑ったらしい。(笑)

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前に櫛田神社を参詣したのは、いつのことだか覚えていないが、天狗が祀られていることに今まで気づかなかった。
日本の美に気づいたのは、海外に出た後だと思う。しめ縄も色使いも建物自体も美しい。白い砂利さえも、雪のように見えてきれいだ。

神社には梅や椿が咲いていた。
利音は敷地内をうれしそうに歩き回っていた。彼は、この土地が母の故郷であることを理解しているのだろうか。
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by stakesue | 2006-03-23 21:41 | 旅行